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結論
- AI議事録の自動要約は、文字起こしの誤りを直しません。誤ったまま「確認事項」や「アクション項目」に載せます
- 一番危ないのは、一字違いで意味が通ってしまう専門用語の誤りです。読む人が気づけません
- 録音中の画面(ライブ表示)で精度を判断してはいけません。停止後の確定版とは別物でした
対策は「要約を配る前に、専門用語と人名だけ文字起こしと突き合わせる」です。
何を測ったか
AI議事録ツールの Notta に、約230文字の業務連絡を読み上げて録音しました。同じ原稿で2回です。
原稿には、確認のための言葉をわざと入れています。
| 入れた言葉 | 確かめたいこと |
|---|---|
| 齋藤(旧字体) | 人名の漢字 |
| 処遇改善加算 | 業界の専門用語 |
| 十二名・九月五日 | 数字の書き方 |
測定全体(3製品・6回)はこちらの記事にまとめています。
発見1:要約が、誤りを「タスク」にした
2回目の録音で、文字起こしに次の誤りが出ました。
| 原稿 | 文字起こし |
|---|---|
| 処遇改善加算 | 職務改善加算 |
そして、自動要約はこうなりました。
確認事項:斎藤様の手元にある見積書について、職務改善加算が月額の基本料金に含まれるか確認が必要。
アクション項目:☑ 斎藤様:職務改善加算が月額の基本料金に含まれるか、9月5日までに回答する。
誤変換が、そのまま「確認事項」と「チェックボックス付きのタスク」になりました。
要約機能は誤りを訂正しません。誤りに、正式な議事録の体裁を与えます。
なぜこれが一番危ないのか
| 誤りの種類 | 例 | 気づけるか |
|---|---|---|
| 明らかに崩れた文 | 「そういないでしょうか」 | すぐ気づく |
| 一字違いで意味が通る用語 | 職務改善加算 | その業界の人しか気づけない |
「職務改善加算」は、それらしく読めてしまいます。要約だけを読んだ人は、まず疑いません。
発見2:録音中の画面は、信用してはいけない
同じ2回目の録音で、録音中に表示された文字と、停止後の確定版を比べました。
| 原稿 | 録音中の表示 | 確定版 |
|---|---|---|
| 社内で | ❌ さなげで | ✅ 社内で |
| 十二名 | ❌ 十人目 | ✅ 十二名 |
| 処遇改善加算 | ❌ 諸費全額算 | ❌ 職務改善加算 |
録音中の崩れの多くは、停止後の再処理で直りました。
「Nottaは精度が低い」と感じたら、録音中の画面を見ていないか確認してください。私も最初はそう感じました。
ただし、確定版でも「職務改善加算」は残りました。直るものと、直らないものがあります。
発見3:要約は数字を読みやすく直していた
悪い話だけではありません。
| 文字起こし | 要約 | |
|---|---|---|
| 人数 | 十二名 | 12名 |
| 日付 | 九月五日 | 9月5日 |
文字起こしは漢数字でも、要約では算用数字に直っていました。数字の書き方を気にするなら、要約を使うほうが読みやすいです。
対策
| 対策 | 手間 | 効果 |
|---|---|---|
| ① 要約を配る前に、専門用語と人名だけ文字起こしと突き合わせる | 数分 | 高い |
| ② 疑わしい箇所は、音声を再生して確かめる | 少し | 高い(Nottaは音声が残る) |
| ③ 録音中の画面では判断しない | なし | 誤った評価を防ぐ |
| ④ 要約だけを社外に送らない | なし | 事故を防ぐ |
②ができるのは、Nottaのように音声が残るツールの強みです。AI音声入力(Typelessなど)は音声が残らないので、後から確かめられません。
あなたの会社ではどうか
| あなたの状況 | おすすめ |
|---|---|
| 業界用語が多い会議(医療・福祉・法務・建設など) | ①を必ず。一字違いの誤りが一番起きやすい |
| 社外に議事録を送る | ①+④。要約をそのまま送らない |
| 社内の簡単な打ち合わせ | 要約で十分なことが多い |
| 「言った言わない」を後で確かめたい | 音声が残るツールを選ぶ |
| 数字の書き方をそろえたい | 要約を使う |
向かない使い方
- ❌ 自動要約をそのまま社外に送る
- ❌ アクション項目のチェックボックスを、確認せずにタスクとして配る
- ❌ 録音中の画面を見て「精度が低い」と判断する
この記事で測ったこと・測っていないこと
| ✅ 測った | Nottaで同じ原稿を2回。録音中表示・確定版・自動要約 |
| ⚠️ 条件 | Nottaの既定の文字起こしエンジン。上位エンジンでは結果が変わる可能性があります |
| ❌ 測っていない | 複数人の会議、長時間の会議、他の議事録ツールの要約 |
まとめ
- 自動要約は誤変換を直さず、「確認事項」「タスク」に格上げする
- 一番危ないのは 一字違いで意味が通る専門用語
- 録音中の画面と確定版は別物。録音中の画面で判断しない
- 要約は数字を読みやすく直すという良い面もある
- 対策は 配る前に、専門用語と人名だけ突き合わせる
私が測ったのは Notta です。音声が残り、あとから聞き直せるのは議事録ツールならではの強みです。
→ Notta 公式サイト<img border=”0″ width=”1″ height=”1″ src=”https://www11.a8.net/0.gif?a8mat=4BC5IQ+51L8AA+5988+5ZEMQ” alt=””>
⚠️ Nottaの有料プランは PCのWeb版から 申し込んでください。スマートフォンやアプリからの申込は対象外になる場合があります。
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